Notionカレンダーの使い方

大半のカレンダーアプリはスタンドアロンのツールであり、実際に作業を行い、ナレッジを保存する場所とはつながっていません。

Notionカレンダーは、予定のすべてを作業する場所と並行して管理できるようデザインされています。

すでにNotionの中にある、タスク、プロジェクト、メモ、ナレッジ。これに時間というレイヤーを追加できるようになりました。

フォーカスブロック、タスク、作業アイテムなど、Notionからカレンダーへと手動で追加する必要はもうありません。データベースを接続するか、Notionページをイベントにリンクするだけで済みます。

NotionカレンダーはGoogleカレンダーとも同期するため、個人用と仕事用のカレンダーを1つのアプリにまとめて、予定の調整に費やす時間を短縮することができます。

その日や週の予定を明確に見通すことができるため、重要な会議を見逃すこともありません。

このガイドでは、Notionカレンダーを使い始める方法と、有用なヒントやコツをお教えします。

Notionカレンダーは、シンプルな5つのステップで始めることができます。

1. デスクトップアプリのダウンロード： Notionカレンダーは、Notionアプリとは別のアプリであるため、Mac版またはWindows版のNotionカレンダーアプリをダウンロードする必要があります。

2. イベント通知の有効化： 通知を有効にすると、デスクトップのメニューバーに表示されるカウントダウンタイマーなど、今後のイベントに役立つリマインダーを受け取ることができます。

3. カレンダーアカウントの連携： お使いのGoogleアカウントをすべて接続すると、これらのアカウントのカレンダーのすべてのイベントがNotionカレンダーに表示されるようになります。カレンダーは、必要に応じて非表示にすることができます。

4. Notionワークスペースの接続： 手順に沿って、Notionカレンダーにワークスペースを接続します。

5. Notionデータベースの追加： ワークスペースが接続されると、Notionデータベースをカレンダーに追加できるようになります。接続したデータベースで日時が設定されているアイテムについては、カレンダー上にイベントとして表示されます。

現在、仕事やプライベートなどの自分の予定を、複数のカレンダーで管理している方もいることでしょう。すでにNotionでタスクやナレッジを管理している方なら、Notionカレンダーを使うことにより、イベントを関連する情報にシームレスに結びつけることができます。

必要なカレンダーとデータベースを接続したら、会議の予定を入れ、Notionデータベースに接続されているイベントを追加し、Notionページをイベントにリンクして、時間を有効に使うことができます。

Notionカレンダーを使い始めるには、アプリをダウンロードしてインストールし、Googleアカウントでサインインするだけです。

Notionカレンダーでは、以下のようなことができます。

• 仕事とプライベート、すべての予定を一か所で確認する： 仕事と私生活の予定の両方を考慮して予定を組むには、カレンダーにそれらが反映されているのが理想です。Notionカレンダーを使うと、ツールを切り替えなくともすべてのカレンダーを表示することができます。カレンダーを接続するには、＋カレンダーアカウントを追加 をクリックし、対象のカレンダーを選択します。

• カレンダーで個人的なイベントの時間をブロックする： サイドバーで個人用カレンダーをクリックして、イベントのブロックを有効にします。こうすることで、個人的なイベントがあるすべての時間枠に、仕事用カレンダーでは「予定あり」というブロックが作成されます。

• Notionデータベースを接続してスケジュールにイベントを表示する： 一般的なカレンダーアプリなら、通常はNotionデータベースのイベントを手動でコピーする必要があります。Notionカレンダーではその必要がありません。データベース内の日付が入ったイベントは、接続されたカレンダーに自動的に反映されます。

• イベントへのNotionページのリンク： 接続したデータベースからカレンダーに取り込まれたイベントは、Notionで開く をクリックして直接Notionページに移動することができます。Notionカレンダーで新規イベントを作成する際には、「ドキュメントとリンク」の欄から既存のNotionページにリンクさせたり、新しくNotionページを作成したりすることができます。

• 予定イベントまでカウントダウンする： 予定されているイベントがある場合、早めに準備することができるよう、メニューバーにカウントダウンタイマーが表示されます。

向かいの席はもちろん、地球の反対側のチームメンバーとも、Notionカレンダーを使えば便利につながってコラボレーションすることができます。

カレンダーの日付と時刻をダブルクリックして、新規イベントを作成します。次に、招待する 参加者、ZoomまたはGoogle Meetの ビデオ通話のリンク、場所 を追加し、関連する ドキュメントとリンク を添付します。

同僚もあなたと打ち合わせの時間を予約することができます。これを有効にするには、スケジュールスニペット で 空き予定を共有 をクリックします。ここでカレンダーに空き時間をマークして、同僚がワンクリックであなたとのミーティングを予約できるようにします。

また、国をまたぐチームの場合は、全員に都合のいいミーティングを設定するために何度もやりとりせずに済みます。左上隅のタイムゾーンをクリックして別のタイムゾーンを選択すると、ほかの国の時刻でスケジュールを確認できます。

Notionカレンダーは直感的に操作できますが、ショートカットを使用するとさらにすばやく立ち回れます。

ここでは、仕事をスピードアップするための便利なショートカットをいくつかご紹介します。

• 現在の日付に移動： T を押して現在の日付に戻るか、グリッド上部にある「今日」ボタンをクリックします。

• 次の週または月に移動： J を押すと、次の週または月にスキップします（週単位または月単位のビューのどちらを使用しているかによって異なります）。Kを押すと、前の週または月に戻ります。

• 未来または過去の日付に移動： ← キーと → キーを使用して、左（過去）または右（未来）に移動します。

• 空き予定を共有： S キーを押して空き予定を共有するウィンドウに移動し、カレンダーに空き時間をマークします。

• 今後のイベントを表示する： N をタップすると、カレンダーの次のイベントにジャンプします。B や Shift＋N を使って、前のイベントに戻ることができます。

• 週末を表示/ 非表示にする： Ctrl/⌘ K を使って、カレンダーでの週末の表示/非表示を切り替えます。

• キーボードショートカットの学習とカスタマイズ： ? を押すと、使用可能なキーボードショートカットの一覧が表示されます。ショートカットをカスタマイズするには、設定のカレンダーセクションにある「メニューバー」を選択します。

データベースをNotionカレンダーに接続すると、データベース項目をカレンダー上のイベントに変換することができます。

データベースを追加すると、データベース内のすべての日付入りアイテムがカレンダーに表示されます。開始時刻と終了時刻が指定されていない項目は、カレンダービューの上部に 終日 イベントとして表示されます。これらのイベントを同日の特定の時間にドラッグ&ドロップすると、Notionデータベースが自動的に更新され、カレンダーの時間が反映されます。

個人用タスクデータベースをNotionカレンダーに接続すると、すべてのやるべき作業を追跡して、ToDoリストを管理することができます。

これは、タイムブロッキングを使用して仕事をはかどらせたい場合に、特に役立ちます。データベース内の項目に開始時刻と終了時刻が含まれていることを確認したら、カレンダーでタスクごとに時間をブロックします。

チームのプロダクトロードマップをNotionカレンダーに接続して、予定されているローンチの最新情報を入手しましょう。

これらは終日イベントとして設定すると、1日のスケジュールの一番上に表示され、カレンダー上の時間がブロックされません。

右上のドロップダウンで月単位のビューに切り替えると、その月に予定されているローンチを俯瞰することができます。

チームのコンテンツカレンダーをNotionカレンダーに接続して、公開予定日を守りましょう。

公開予定のアイテムがすべて表示されるので、時間の使い方をしっかり検討して、必要なコンテンツ作成に時間を割くことができます。また、クリックするだけで記事のあるNotionページに簡単に移動して、投稿の下書きやメモを編集できます。